人生には動機が必要

人は動機なしに動く事はまずないと思います。つまり動くのには理由が必要という事で、理由さえあれば動くのです。逆に動かないのにもまた動機があります。それは、現状を自分では変えたくないという動機です。

 

よくこれをすると良い、あれをすると良いという事がありますが、私はその本質を知らず皆がやっているからという理由で動いた結果、失敗するというのは良くありました。この失敗する理由というのは明白でその動機が周りに合わせたいという事であり、そのもの自体を熱心にやりたかったという訳では無かったのです。

 

本質を知るというのは自分が本当にしたい事なのかという事を測るという事でもあります。周りの人に勧められて始めるのは、一見してみると理想的にみえますが、よく知らないのに始めると決断してしまうとその後に路線変更をするのは困難です。本人が始める事の本質に対して情熱を持って始める事こそが最も長く、最も上達する条件なのかもしれません。

 

一度しがらみができてしまうと自分だけではなく、ほかの人とのつながりによって簡単には終わる事が出来なくなる事もあります。終わらせたい理由は様々とは思いますが、始めた事が本人の負担となっている場合は状況は深刻になってきます。私個人の考えではありますが、そのようになってしまった場合はできるだけ穏便に自分の負担を軽減しつつ終わらせた方が無難だと思います。

 

不安に支配されると他にうまく行っている事があったとしても、悪影響を受ける事があるでしょう。それはとてももったいない事です。たった一度の人生ですから、そのような恐ろしい事が起きないように、始める前にその後にどのような事が起きるのかという事をよく考えなければなりません。

 

人生が永遠に続くのであれば、すべてが惰性でやっていても経験は積んでいるわけですから、それが生きる事もあるでしょう。しかし、人生には終わりがあります。人生の負担になっている事があるのであれば、妥協しつつ継続するか、終わらせるかの2択になるのではないかと思うのです。不安と恐怖ほど人生にとって良くないものはありません。

 

人生は突然に終わる事もあります。突然終わりそうになった時にもう少し違った道があるのではないかと終わり間際に思ったところで、もはやその時にはすでに遅いのです。

 

なので私はリスクにならない程度のやりたい事を日々やるようにしております。人生を終えた時に後悔が沢山残らないようにという動機のもと私は生活を続いているのです。